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どうやら自動車というものは、国民にとって便利な乗り物というだけではなく、国にとっても格好の税金を取るきっかけになっているようです。
自動車税に、自動車重量税、自動車取得税に消費税、それ以外にも間接的ですが、ガソリン税などもその一つだと思います。
とにかく自動車を所有したり、乗り続けていたりすると常に税金を払っているような形となり、それが維持費として非常に大きな負担としてのしかかってきてしまいます。

 

自動車の三大税制

自動車にかかる税金として、負担が大きいものといえば自動車税、自動車重量税、自動車取得税です。

自動車税は自動車を保有することで納税義務が発生するもので、エンジン排気量によって税額が決められます。
4月1日から3月31日までの1年分を4月に送られてくる納税通知書を用いて納税することとなり、その車を所有していく限りずっと納めなければなりません。

自動車取得税は、新車・中古車関係なく、50万円以上の車を入手した時に納税義務が発生するもの、車を手に入れた時だけかかる税金です。
エコカー減税の対象となる場合は、この自動車取得税が免税されたり減税されたりることもあります。
消費税が10%になった場合には、この自動車取得税は廃止されることがすでに決まっていますので、ここ数年の間になくなることになるでしょう。

そして最後に自動車重量税ですが、こちらは乗用車であれば車両重量に、商用車であればフル定員、フル積載状態の車両総重量に対して税額が決められています。
基本的には、0.5トン刻みで税額が設定されており、それを新車時や車検時に次回の車検時期までの分を一括で納税する形を取ります。
自動車重量税を納めないと新車登録や継続車検の手続きができないようになっているので、その時に強制的に納めさせられる形となります。

ただ、この自動車重量税は、自動車税のように新車登録から廃車まで一貫して同じ税額というわけではなく、ある一定の期間を過ぎた時点で税額が増えるシステムとなっています。

 

自動車重量税は一定ではない

自動車重量税は、新車登録からある一定の年数を過ぎた時から税額が多くなります。
そのタイミングは、13年と18年です。

例えば、わかりやすいように2000年に1.5トンの乗用車を新車として購入し新車登録をしたとします。
そこから12年間、2012年までは、年間12300円の自動車重量税を納税する形になりますが、13年目、2013年からは年間で15000円の自動車重量税がかかり、年間で2700円の増税となります。
それが17年目まで続き、2017年までその税額を車検時に2年分をまとめて納税する形となります。

そして18年目を迎えた2018年からは更に税額が上がり、年間18900円となり、新車当時と比べると年間6600円の増税となり、2年まとめて支払うことを考えると13200円も多く納めなければなりません。
そうでなくとも車検にはいろいろとお金がかかるのに、132000円も支出が増えるのは結構な痛手です。

 

自動車重量税が増税される理由

自動車重量税とは

自動車重量税は、車の重さに対してかかる税金です。
重量が増えれば、それだけ道路が傷む、アスファルトがへこんで深いわだちができたり、めくれあがったり、車線や路肩を分けるために塗った白線も剥がれやすくなります。

道路がそういった状態になれば、そのままにしておくことができませんので、補修をしなければなりません。
補修もただではありませんので、その補修代金を道路への負担をより多くかけている重量の重たい車により多く金銭的にも負担してもらおうというのが、自動車重量税のそもそもなのです。

しかし、ここで不思議に思うのは、例え13年をを超えたからといって、車の重さが重たくなるわけでもなく、むしろ、各部分が摩耗によって軽くなっているぐらいなのに、どうして自動車重量税が高くなるのかということです。
古くなって重たくなるのであればわかりますが、車齢と重量は全く関係ないものですので、意味が分かりません。

 

自動車重量税増税の本当の意味

重量が増えることもないのに増税される自動車重量税、これにはここ最近、話題となっているエコロジーというものが関係しているのです。

自動車の重量とは全く関係のない話なのですが、自動車は年々新しい技術が開発され、それが採用されてきているわけで新しい車ほど排気ガスはきれいですし、燃費も良いことから石油燃料の使用量も少なくなっています。
それが大気汚染や地球温暖化、石油燃料の節約につながるわけで、誰もが積極的にそういった車に乗ってもらいたいわけです、国としても・・・。
そこで1台の車を長く乗り続けるのではなく、新しい車に乗り換えて環境保全の貢献してもらいたいのです。

 

・・・、とここまでは建前です。
そもそもそれを自動車重量税を高くすることで推し進める必要もありません。

本当のところは?というと、早い話、「お金を使え」ということです。

エコの観点から言えば、新しい資源をたくさん使って作られた新車に乗るのではなく、きちんと整備された車をずっと乗り続けた方がいいに決まっています。
しかし、そうしてしまうと大金を使わなくなり経済が鈍化してしまう、150円のドリンクがバンバン売れてもたいしたメリットがないわけです。

そしてもう1つ、外貨獲得のために多大なる影響をもたらす自動車産業、要するに自動車メーカーをもうけさせて事業税や外貨の獲得を拡大しようとしているということも言えるでしょう。
特にある自動車メーカーと国とは非常に密接な関係にあるので、より一層そういった利権がらみが考えられるのです。
そこで古くなったら税金を高くして新車に乗り換えることを促す、そうすることで車の受注台数が増える、日本の経済も動くといった形で国家レベルの経済対策の一つしても見ることができるです。

う~ん、何とも複雑な気持ちになってしまいますね。