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新車を買う時というのは妙にわくわくするものです。
ボディカラーは何にしよう、どんなグレードを選ぼう、こんなパーツを後々つけようなど、いろいろ希望に満ち溢れているわけです。

そういった選択の中にメーカーオプションという重要な選択があるというのを理解されているでしょうか。

 

メーカーオプションは今しか付けられないものばかり

メーカーオプションは、新車を購入した時に同時に注文することができるもので、基本的には製造工程で取り付けるので後から注文して付けてもらうということができないものです。
中には補修部品として注文して後付けすることができるものもありますが、通常ではメーカーオプションを車につけるチャンスは新車購入時だけとなります。

メーカーオプションには、アクセサリーとして扱えるものから、車の根幹にかかわる部分にまでつながっているものまでいろいろなものがあります。
アクセサリー感覚のものとしてはエクステリアパーツやアルミホイール、サスペンションキット、一部のカーナビ、スペアタイヤといったもので、こちらは補修部品としてディーラーに注文してもらえば、手にすることができ後付することが可能です。

 

車の根幹に関わるものとしては、一部のカーナビ、AVシステム、自動ブレーキシステム、サンルーフ、パワースライドドア、パワーリヤハッチなどといったものとなります。
これらに共通して言えることは、製造段階で取り付け作業を行わなければならないということです。

例えば、自動車の各種設定ができるようなカーナビゲーションシステムでは、ECUとの連携が必要ですし、そういった配線も専用のハーネスを使わなければなりません。
有名AV機器メーカーのスピーカーやアンプなどをセットしたAVシステムも専用のハーネスをボディの隙間に通さなければなりませんし、スピーカー、アンプの設置などを行わなければなりません。
自動ブレーキシステムなども、障害物検知のための送受信機やカメラの設置、制御システム、ブレーキへの接続など、それ専用の部品の取り付けが必要となります。
一番わかりやすいのはサンルーフ、サンルーフは標準のルーフに穴をあけて付けるのではなく、ボディパネルの溶接段階で、すでにサンルーフ用の穴が開いているルーフパネルを溶接して付けますので、後からでは絶対無理です。(厳密には付けることは出来るが危険です。)
このようにメーカーオプションの一部は、車が出来上がってからではつけられないものが含まれているため、新車の注文時、これから車を作るといった時に指定しないと付けることができないのです。

 

メーカーオプション付きは価値が高い

メーカーオプションに対して、ディーラーオプションというものもあります。
これは読んで字のごとく、自動車メーカーの生産ラインで付けられるものではなく、新車がディーラーに入ってきてから取り付けるもので、早い話、後付け可能なものばかりとなります。

社外品のOEMであるカーナビやETC、シートカバー、フロアマット、ホイールロックなどディーラーレベルで後付けすることができるものがディーラーオプションとなります。
後付けすることができるということは購入後でも取り付けることができるということで、例え新車から5年が経ち、所有者が別になったとしても部品供給さえあればいつでも取り付けることができるということです。
要するにいつ何時でも取り付けることができるということから、ディーラーオプションがついているということに対する価値はあまり高くありません。
むしろディーラーオプションがない方が社外品を付けることが楽になるので好まれるぐらいです。

しかし、メーカーオプションは新車を買った人が新車を買った時にだけしか付けることができないものですので、メーカーオプションがついているということだけで、価値が生まれるのです。
その価値が実は中古車の価値にも影響しています。

 

メーカーオプションは中古車としても価値が高い

買取店の買取金額、中古車販売店の中古車販売価格、どちらにしても同じ車種で同じグレード、同じ状態の車でメーカーオプションがついているものと付いていないものとでは金額が全く違います。

例えば、ファミリーカーと人気のミニバン、ファミリーカーではサンルーフと両側パワースライドドアが人気の装備で、それらはメーカーオプションとして設定されていることが多いことから、ないものとあるものとでは買取金額で3万円から5万円ぐらい、販売価格では10万円ぐらいの差額が生まれます。
同様に高級セダンモデルなどでは有名メーカーとタイアップして作られたAVシステムがあるのとないのとでは5万円から10万円ぐらいの差額が生まれることもあります。
メーカーオプションがすべてこれくらいの差額を生むわけではありませんが、その車の性質上、好まれる装備というものがあって、それが付けられているものは価値が高くなるわけです。

もう一方でこういった見方もされます。
例えば、この車では車の設定変更や制御にまで影響を及ぼさないカーナビゲーションシステムがメーカーオプションとして設定されているとします。
車の深いところまでつながっているわけではないので、あえて高いメーカーオプションを選ぶ必要はないのですが、ほとんど同じ機能を持つ社外品やそのOEMであるディーラーオプションに設定されているカーナビゲーションシステムが付けられているものより、メーカーオプションのカーナビゲーションシステムが付けられているほうが高い価値を持つことがあります。

 

こうなる理由は保障です。
自動車メーカーから販売されているものはそれが車の車体であろうとオプションパーツであろうと必ず自動車メーカーの保証が付きます。
保証があれば初期不良やその製品自体の固有の故障などが出た場合無償で修理してもらうことができますし、自動車メーカーとしての評判もありますので、そう簡単には壊れないようなつくりがされています。
要は金銭的な保障と自動車メーカー製としての安心感があるということです。

中古車を買う人は車に関して、耐久性や劣化状態を非常に気にします。
そういった考え方の中で、自動車メーカーお墨付きのカーナビゲーションシステムがついているということで品質の安心感を得るわけです。
安心して買える車であれば、多少高いお金を払っても買いたくなるもの、これが中古車市場におけるメーカーオプション装着車の価値が高い理由です。

こういったオプションのお話しは、純正オプションが付いていれば査定額が高くなりやすい?でも詳しくお話しをしていますので、参考にしてみて下さいね。