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車を買うための資金が全くない、あるいは欲しいと思っている車の価格に到底足りないといった状況でも、現在はそのお目当ての車を容易に買うことができるようになっています。
その理由は自動車ローンがあるからです。

 

自動車ローンとは

自動車ローンは自動車を購入するときにかかる費用を借りるローンで、3年なり、5年10年といった比較的短期間の返済期間を設け、その間毎月返済する形を取ります。
扱っているところは、銀行、信販会社、消費者金融といったところが多く、新車を買うディーラーでも扱っている場合があります。
ディーラーで扱っているものは、一見、そのディーラーや自動車メーカーが自動車ローンを扱っているように思えますが、実際にはその自動車メーカーのグループ企業となっている信販会社の自動車ローンであることが多く、それも信販会社系の自動車ローンといっていいでしょう。

 

銀行系以外の自動車ローンを利用して新車を購入するとその買った新車を事実上の担保としておさえられます。
車検証を見ればわかると思いますが、その車の所有者、要するに持ち主は自動車ローンを扱う信販会社などになっており、使用者として車を購入した方の名前が記入されているはずです。

要するにその車は車を買った人のものではなく、信販会社などのもので、そこから借り受けているといった形になるのです。
自動車ローンをすべて完済すれば、所有権解除を行ったうえで初めて買った人の名義になるといった仕組みになっています。
銀行の自動車ローンを利用した場合は、最初から購入した人が所有者となることが多いため、そういったことはありません。

 

自動車ローンは借金です

車を買う時に気軽に自動車ローンを使っていると思いますが、その行動は紛れもなく、多額の借金を背負っている形になります。
借金をしたら返済していくことは義務であり、完済するまでずっとその責任を負い続けなければならないということです。

それに借金の返済は元金だけを返済するだけではなく、自動車ローンを取り扱っている銀行や信販会社などの企業の利益となる利子も同時に払わなければなりません。
その利子の金額を決めるのが金利、金利も1.5%ぐらいから15%ぐらいと様々で、銀行系は安く、信販会社系はそこそこ、消費者金融系は高いといった傾向となります。
金利は、できれば低い方がいいのは間違いなく、金利が安い銀行系が一番メリットが高いのですが、審査が厳しいのと時間がかかるため、皆さん泣く泣く信販会社系を使うことになってしまうようです。

しかし、金利の数字だけを見るだけではいけません。
なぜなら金利には違う性質を持つ二つの形態があるからです。

 

金利の違い

一概に金利といってどれも同じではありません。
金利には固定金利と変動金利というものがあります。

 

固定金利

固定金利は、簡単に言ってしまえば完済までずっと金利が変わらないというものです。
自動車ローンの契約時に借入を行う方の個人的な状況、例えば職業、年収、他社借入残高、家族構成などといた要素から金利を決定し、その金利を最後の返済までずっと利用していくというもので、利子として支払う金額が同じ割合となるため、長期的な返済計画が立てやすくなるというメリットを持ちます。

しかし、未来の経済的な市況が変化し、世の中全体が低金利傾向となっても、当初の金利を使い続けることになるため損をすることになります。
それから変動金利より初期設定される金利が平均して高いので、そういった面もデメリットとなるでしょう。

 

変動金利

固定金利は金利が全く変わらないのが特徴であるのであれば、変動金利は金利が定期的に変化するということが特徴のものです。

変動金利の場合は、その時の世の中の経済状態によって変化する金利傾向にあわせて、だいたいどこも半年ごとに金利を見直す形を取り、その金利を適用することによって金利が高くなったり安くなったりするものです。
ですので、契約時の金利はあくまでも向こう数カ月間の金利であって、自動車ローンの金利に変動があった時は、その当初の利息より安くなったり、高くなったりする可能性があるということになります。

それによって毎月の返済額にも変化が及び、返済計画を立てるのが難しかったり、銀行引落時に残高不足で返済不可能となることもあります。
要するに金利が高くなるか安くなるかは経済状態次第ということで、一種のギャンブル的要素を含んでおり、大幅に金利が下がるのであれば全く問題はありませんが、もし仮に大幅に金利が高くなるとそれなりの痛手を被ることになるでしょう。
しかし、変動金利は固定金利と比べると当初の金利設定が低くなっているため、金利が大きく動かない限り、低金利でいられるので、全くメリットがないというものではありません。
また、変動金利の場合は、金融機関によって途中で固定金利に変更することもできるので、柔軟性はありますね。(逆に固定金利から変動金利への変更は基本難しいと思います。)

 

固定金利と変動金利、どっちがいい?

当初の金利は高いが、経済状況がどう変わっても金利が変わることない固定金利と、最初は安いがもしかしたら金利が高くなってしまう可能性を持つ変動金利、はたしてどちらがいいのでしょうか。

例えば、これが5000万円などといった多額の借金をすることになる住宅ローンであれば、0.1%の金利の違いがかなりの金額になりますが、一般的にその1/10以下程度で済む自動車ローンでは、仮に1%の金利の変動があったとしても利息の金額はそれほど多くなりません。

単純計算で500万円の自動車ローンを組んで、金利が2%であれば年間利子は10万円、これが3%となっても年間利子は15万円とたった5万円しか変わらないのです。(たったという表現をしてしまいましたが5万円の価値は大きいですけどね。)
これはごく簡単な計算で出した金額ですので実際にはもっと多くなりますが、これぐらいの金額差でしかないのは同じです。
それに期間が5年や10年と短いため、大幅に金利が変化することなどまずないといってもいいでしょう。

それならば、多少なりとも返済額に変化は出てきてしまいますが、初期の金利設定が低い変動金利の方がよいかと思います。
それ以前に短期間で少額の自動車ローンであれば、どちらでもいいのかもしれません^^