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スズキがWRCで戦うために開発されたSX-4

カルタスなどのコンパクトスポーツからラリーに挑戦してきたスズキ。
初代スイフトでは、WRCのカテゴリーのジュニアWRCで数年間敵なしの常勝マシンを作り続けてきました。

そんなスズキが満を持してWRCにステップアップした年が2008年のこと。
同年9月には有名なリーマンショックによる金融危機から、それまでWRCに参戦し続けていたスバルが撤退を表明し、F-1ではホンダやトヨタが同じくレース活動から撤退を発表。
ホンダやトヨタがレース活動から撤退するするのですから、さらに小さな企業のスズキではWRCの活動を続けて行くことは困難でした。

結果、スズキはWRCデビューイヤーに撤退を表明したためたった1年間だけのとても短いWRCの活動だったのは誠に残念です。
しかし、私はこの貴重な2008年のラリージャパンを札幌で観戦しました。
まさにモータースポーツファンとして貴重な経験をしたのです。

 

SX-4は、ランサーEVOやインプレッサなどのWRC常勝マシンと肩を並べられるほどの戦闘力と高い耐久性能を備えた車であるのは間違いありません。
しかし、スズキのCM効果が薄いのか世間でのSX-4の認知度が低いのは否めません。
まぁ、秀才だけど目立たないマイナーなモデルあることは間違いありません。
いわゆる不人気車に該当するので、中古車価格はあまり高くないでしょう。

約28~110万円で平均価格は60万円とお手頃価格。
主に初代SX-4が中古車での中心となっています。
都会派SUVで格安、しかも本格4WDでの悪路の走行性能は折り紙つきです。

 

初代(2006~2014年)

輸出仕様では、セダンと5ドアハッチバックの2つのボディスタイル。
しかし、国内販売では5ドアハッチバックのみです。

ボディーは、3ナンバーサイズの1730mmの全幅。
搭載エンジンは、2000ccと1500ccの直4DOHCのNA。
ミッションは、4速ATのみです。(輸出用には5速MTも用意されていました。)
駆動方式は、FFと4WD。
4WDは、パートタイム式になっています。
人気の限定車は、「1.5ソロモン リミテッド」や「1.5ヘリ―ハンセン リミテッド」などです。

 

2代目(2014年~)

ボディーサイズが拡大されて、クラスアップされたSX-4です。
全長は、165mm延長されカーゴルームは430Lの大容量に拡大されました。
新型は、SX-4 S-クロスと名付けられ、さらにオフロード色を強くしています。

4WD機能は、機械式パートタイム4WDから電子制御の4WDに一新されました。
走行モードを、ダイヤルで選べる最先端の技術が盛り込まれています。
モードは、スポーツ・スノー・ロック・オートの4つです。
通常は、オートにしておけばすべてOK!
スポーツは、高速走行や峠道などで使えます。
スノーは文字通り雪道。
ロックは、前後デフをロックさせてクロカンスポーツや轍にハマったときに使えます。

 

搭載エンジンは、一新されて1600cc直4・DOHCです。
室内は、極オーソドックスで落ち着きあるものです。
タッチパネルなどの先進的なものはあまりなく、悪く言えば古臭い印象かもしれません。
よく言えば万人受けする無難なデザインに仕上がっていますね。

誤発進抑制装置やエマージェンシーブレーキなどは現行モデルなのに付いていないのは残念。
燃費に貢献するアイドリングストップ装置なども搭載されていないのも残念です。
駆動方式は、FFと4WDでミッションはCVT。

2016年末か2017年初頭にマイナーチェンジが施されて先進的安全装置や省エネ機能も搭載されたモデルが登場するようです。