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MRワゴンのショーモデルと車名

MRワゴンが、この世に初お披露目されたのが1999年開催の第33回東京モーターショー。
軽自動車のワゴンタイプなのに、エンジン搭載位置が運転席後方のミッドシップと、まるでラリーカーやスーパーカーのようなエンジン搭載位置に驚かせたものです。

WRCのラリーカーでは、ルノーサンクターボがちょうど同じようなコンセプトでしょうか。
ベースとなったルノーサンクは、FF駆動。

MRワゴンのコンセプトモデルのベース車は、大ヒットしたワゴンRです。
もしも、スズキがミッドシップ搭載のショーモデルをそのまま発売したのなら、すごいことになったのは間違いありません。
X-90など、まったく売れるとも思えない珍車?いや名車を販売までにこぎつけたスズキなので、私は少し期待していたのですがその夢はかなうことがありませんでした。

 

市販化にあたりボディーデザインのみ採用されてエンジン搭載位置はフロントでFF駆動とオーソドックスにまとめられて2001年にデビューしたのです。
車マニアには、ミッドシップエンジン搭載でMRは、大ウケかもしれませんが一般市民にはマニアックすぎて売れないのは必至。
やはりスズキも堅実に売るためには極普通の軽自動車にしたのでしょう。

コンセプトカーのMR駆動からMRワゴンの車名になりました。
しかし、この時MRはMR駆動でなくマジカル・リラックスになったのです。
いったいどこがマジカルでリラックスなのか?
私には永遠の謎です。

 

歴代MRワゴン

MRワゴンは、1999年に公開されて2001年に発売され、2016年に幕を閉じました。
たった15年と短い期間でしたが印象を残したのは間違いありません。

 

初代(2001~2006年)

フロントからルーフへ続くラインは、モノフォルムデザインとよばれるもの。
ボディラインはやさしい丸みを帯びたもので、ワゴンRなどのような尖がった部分はみられません。
東京モーターショーの展示車の面影が色濃く残るデザインは秀逸です。

搭載エンジンは660ccのNAと走りのターボ、そしてミッションはコラムシフトの4速ATで駆動方式はFFと4WDでした。

2002年からは、日産へOEM供給されています。
日産の車名はモコ。
車名からも分かる通り、販売ターゲットは女性ですね。

 

2代目(2006~2011年)

「ママワゴン」の開発コンセプトで販売ターゲットは、主に女性だったのが2代目。
丸目ヘッドライトが可愛らしい印象ですね。
室内インテリアも女性を意識した丸いデザインになりました。
まぁ、OEM供給先の日産からのリクエストだったのでしょう。

街中で見かけるMRワゴンの多くは2代目です。
初代は、年式も古いのでもうかなり見かけなくなりましたね。
中古車の中心もこの2代目でしょう。

中古車の価格帯は約20~60万円くらいとお求めやすい価格になってきていますので、安く軽自動車に乗りたいと考えるなら一考する価値はありです。

 

3代目(2011~2016年)

販売層を女性から若い男性向けに変更されました。
ヘッドライトも異形ヘッドライトのちょっとバッドボーイ風に。
特徴的なのは、タッチパネル式のオーディオです。
スマホなどと同じ感覚で操作できるので若者にはとても使いやすいでしょう。

スズキの先進的なエコ技術のエネチャージとエコクール、アイドリングストップなどが搭載されています。
燃費は、30km/L(JC08モード)とトップクラスです。

先代から用意されたスペシャルモデルのWitなど3代目にもありオシャレで人気があります。

 

CMではきゃりーぱみゅぱみゅさんが出演していたのが記憶に新しいですね。
CMには、特別に書き下ろされた曲が使用されています。
曲名は「おとななこども」。
2ndアルバム『なんだこれくしょん』に収められています。

ハスラーの発売で増産するためや日産が三菱と提携したことからかモデル統合になり2016年3月に販売終了となりました。