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スズキからのOEM供給車ルークス

日産が三菱と合弁会社まで設立して軽自動車を共同開発する前、まだスズキと蜜月状態にあった頃にスズキからOEM供給されていた軽自動車がルークスです。
スズキのパレットを日産はルークスの車名で販売していました。

パレットはダイハツ・タントとライバルの凌ぎを削る軽トールワゴンの雄。
スズキにとっては虎の子のような存在の売れっ子モデルになります。
そんな、売れっ子モデルを日産にOEMにしても供給したスズキは実に太っ腹ではないでしょうか。

車名のルークス(ROOX)は、英語の空間(Room)と限界(Max)でつくられた「ゆとりある空間」をイメージしやすい造語として車名にされました。

 

ルークスのCM

2009年登場時のCMは、激アグレッシヴなダンスと「ROOMがMAX」のキャッチコピーがとても印象的でした。
当時人気のあった元モーニング娘でママさんタレント好感度ナンバー1の辻希美さんが出演。
CMミュージックは、スチャダラパーのBOSEさん製作のオリジナルで「それゆけマックス兄妹」です。
クゥ~懐かしいですね。

ちなみに作詞は「おしりかじり虫」でお馴染みのうるまでるびさん。
こちらも、ちょっと前で同じく懐かしく感じられます。
若い子育て世代へ、ノリノリのご機嫌ミュージックで大アピールしたCMでしたね。

 

ルークス(2009~2014年)

ルークスはスズキからのOEM供給車にも拘わらず2009年東京モーターショーに出展されました。
このことから日産がルークスに賭ける思いが伝わってきます。
2009年12月から販売を開始しました。

ボディタイプは、本家スペーシアと同じくノーマル仕様とカスタム仕様の2つ。
ノーマル仕様のルークスは、E・Xの2グレード。
カスタム仕様は、日産のスペシャルグレードで人気の高いハイウェイスターです。
NAエンジンのハイウェイスター・ターボエンジン搭載のハイウェイスターターボ・アイドリングストップ装置が搭載されたハイウェイスターアイドリングストップの3グレードで展開されました。

さすがに、ハイウェイスターのグレード名を冠するだけあって軽自動車であっても内装が高品質です。
インパネやシート材質は、ピアノブラックのインパネやダークブラウンのシートが使用され軽自動車以上の高級感があります。

 

搭載エンジンは、660cc直3DOHCのNA(54PS/6.4kgf・m)とターボ(64PS/9.7kgf・m)。
車重は、両側が後席スライドドアのため重く920kgと、もはやコンパクトカーに迫る重さです。
ちょい乗り程度ならば不満もないでしょうが、高速道路やロングドライブの使用が多い方には動力性能に余裕があるターボ搭載車がお勧めでしょう。
駆動方式は、FFと4WDでミッションはCVTのみです。

特別仕様車は、ハイウェイスターをベースにフロントバンパーとバックドアを専用光輝モールを施こした「アーバンセレクション」など人気が高くなっています。

 

2013年に新型ルークスは三菱と日産の合弁会社「NMKV」で開発することが発表されました。
このことからスズキからOEM供給されるルークスは、2014年2月に販売終了となったのです。
ニューモデルは、日産の新しい軽自動車ブランドのディズシリーズに組み込まれたため、車名はデイズ・ルークスになることに。
車名は、ルークスで同じですが初代とのつながりは全くないということですね。

 

中古車価格

OEM車は、一般的には本家よりも人気がありません。
本家のパレットよりはいくらか中古車価格は安くなっているようですね。

初代ルークスの中古車価格は約26~142万円で、平均価格は82万円。
日産の販売店の多さから、中古車の球数は意外と多いかもしれません。