New article

商用ミニバンではなく専用設計のミニバン「ステップワゴン」

1996年登場のホンダのミニバン・ステップワゴン。
ライバルたちは、70年代商用バンからミニバンに進化したものなので、駆動方式はFR駆動が主流でした。

トヨタ・ライトエースや日産・バネットなどの商用バンから派生したワゴンが使い勝手が良いことから人気が出て、現在のノアやセレナのミニバン誕生の礎になったのです。
四輪メーカーに参入してから、ホンダには5ナンバーサイズの商用ミニバンはラインアップに有りませんでした。

90年代中頃になるとセダンやワゴンブームから荷物や人がいっぱい積めるミニバンブームの兆しが見え始めて来ました。
その頃は、トヨタも日産も商用ミニバンで使われているモデルにワゴン車を設定してお茶を濁している状況だったのです。
そんな中、いち早く商用ミニバンでないもっとおしゃれなファミリー層が楽しく便利に使えるミニバンとして登場したのがホンダ・ステップワゴン。
ステップワゴンは、現在のミニバンブームの先駆け的存在と言っても過言ではありません。

 

ステップワゴンの歴史

初代・2代目(1996~2005年)

ライバルたちが商用バン臭さを抜けきれないキャブオーバーのFR駆動だったのに対して、ステップワゴンは最初からボンネット部分があるミニバンでFF駆動で登場しました。
家族で使うミニバンに相応しいステップワゴンの販売台数は予想を上回る大反響を記録したのです。

搭載エンジンは、2000cc直4DOHCの1つのみ。
駆動方式はFFと4WDでミッションは4速ATでした。

2001年には、2代目が登場。
初代がヒットしたことからボディーデザインは初代を踏襲したものです。
搭載エンジンは、2000ccと2400ccのi-VTEC付直4DOHCに進化しました。

2003年のマイナーチェンジで3ナンバーサイズのグレードも登場。

 

3代目(2005~2009年)

2代目までの似たようなフロントデザインから、かなりアグレッシブなデザインに変更されました。
細かなところまで改良されてさらに低床化され室内高もシリーズでもっとも高くなっています。

搭載エンジンは、先代モデルのキャリーオーバーですがミッションは5速と4速のATにCVT。

中古車でも、お買い得価格で買いやすくなっているのもこの3代目ステップワゴンでしょう。
安いものは、約70万円で、高いものでは約130万円。
平均したところ、約100万円の車両価格で手に入りそうです。

 

4代目(2009~2015年)

昨年まで販売されていた先代モデルなのでそれほど古さを感じません。
直線基調で押し出し感の強いメッキのフロントグリルが装着されていています。
これまでの集大成のようなモデルが5代目でしょう。

ボディーサイズも、現行モデルとほぼ同じです。
搭載エンジンは、2400ccが廃止されて2000ccの直4SOHC(iーVTEC)の一種類に整理されました。
ターボでなくNAエンジンの大排気量エンジンが好きなら前モデルの方が良いかもしれません。
グレードは、G・L・LiそしてスパーダにS・Z・Ziのそれぞれ3つのタイプ。

 

5代目(2015年~)

5代目の大きな特徴は、搭載エンジンとバックドアです。
搭載エンジンは、1500cc直4DOHCターボのダウンサイジングターボ

4代目までは、2000ccのガソリンエンジン中心で展開してきました。
排気量で500ccも小さくしましたが、その少なくした分をターボで補うのがダウンサイジングターボ。

燃費に優れた省エネエンジンがもてはやされる現在、ハイブリッドやクリーンディーゼルのほかにステップワゴンに採用されているダウンサイジングターボがあります。

ダウンサイジングターボは、ヨーロッパで人気の省エネエンジンです。
それは、ハイブリッドと違い走行性能を我慢することなく燃費が高くなるのが良いところでしょうね。

現行ステップワゴンに採用されたわくわくゲートは、今までにない使い方ができるバックドアです。
従来通りの開け方とドアの半分をヒンジ式のように横開き出来るのが特徴的です。
CMでやっているような後ろのドアからの乗り降りも可能になっているところがすごいところです。

 

ステップワゴンの今後の展開は?

2015年登場した現行モデルですが、早くも販売低迷のテコ入れのためかマイナーチェンジが施されています。
奥様方には「ターボ=燃費悪い」の古い印象があるせいかモデル末期の日産・セレナにも販売で負けています。
噂では、近いうちにハイブリッドが搭載されるらしいのですが、販売時期はいつごろなのでしょうか。
ハイブリッドのステップワゴンが欲しい方はもう少し待った方が良いかもしれませんね。