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マツダ高級コンパクトカーのベリーサ

ベリーサは、マツダが目指した小さな高級車。
ベースとなったのは、2代目デミオです。
販売が2004年6月から2015年12月までの約12年間もの長寿モデルになりました。

コンパクトカーでありながら上質なインテリアと高級さでワンクラス、いやツークラス以上もの落ち着いたラグジュアリーを目指したのです。
ベリーサが目指したのは、見た目だけでなくガラス窓を高級セダンと同じ厚さにして、静穏性をコンパクトカー以上にしたことなどにみられる本物志向の高級コンパクトカーにつきます。
まさに国産自動車史に残すべき珠玉の名車であることは間違いありません。

ベリーサは、造語でイタリア語の「Verita=真実」と英語の「Satisfaction=満足」をあわせたものでマツダでは本当(真実)の満足する車として命名したのです。

 

ベリーサ(2004~2015年)

CMでは、川原亜矢子さんと桐島ローランドさんが出演して、ベリーサの開発コンセプトだった「シンプル・クオリティ・コンパクト」や「新しい上質が動き出す」などのキャッチコピーが懐かしいですね。
ボディースタイルは、5ドアハッチバックのみ。
一見したところベースとなった2代目デミオとサイズの違いはないような気がします。
しかし、全長はデミオよいも5cmほど長くなり3975mmで、全幅は1695mmで1.5cm幅広。
全高は1530mmでデミオと同じですね。

搭載エンジンは、1500cc直4・DOHCエンジン(113PS/14.3kg.m)でベースのデミオと同じモノです。
ミッションは、4速ATのみ。
スポーティな走りのグレードもなく搭載エンジンやミッションは1種類のみの設定です。

駆動方式は、FFと4WDです。
4WDは、日産から技術提供されたe-4WDが採用されました。
e-4WDは、日産がグループ企業の日立のモーターを使用する簡易式4WD。
4WDのスイッチは、インパネにあって四駆にしたいときにスイッチオンすれば発進から時速25kmまではモーターで後輪を駆動するシステムです。
時速25km以上になると自動的にモーター駆動の後輪のアシストがストップする優れもので、燃費に貢献しています。

販売当初は、Cのみのモノグレードでしたが、2005年6月改良からグレードは、LとCの2つになりました。
Lは、レーザーパッケージが搭載された高級グレードで、Cはベースモデルです。
2006年マイナーチェンジされ、オーディオリモコンスイッチ付きステアリングやドアミラー内蔵のイルミネーションランプが追加され、さらにLEDの室内間接照明が追加されました。

 

特別仕様車

2004年から12年間も販売されたベリーサには、数多くの特別仕様車があります。
2004年12月、「L STYLE」は、メーカーオプションのドレスアップパッケージとレザーパッケージを装備。
2005年12月、「ブラウン セレクション」は、 専用内装色のダークブランをオートライトシステムや レインセンサーワイパーなどワンクラス上の快適装備を搭載しました。
2006年12月、「T STYLE」は、サンドベージュの明るい内装色が用いられています。
ホイールは15インチと拡大されたものが標準搭載です。
2007年12月、「Stylish V」は、Cをベースとして赤黒のオシャレな内装。
現在のデミオに通じるおしゃれな色使いはここから始まったのでしょう。
2011年11月、「クラッシースタイル」は、Cをベースにステアリングやドアトリムなど車内各所に本革を使用した高級志向です。
2013年、「マゼンタセレクショ ン」は、レーザーとブラック&マゼンタのステッチ柄の生地で造られたオシャレな本革シートが搭載されています。
ディスチャージヘッドランプが標準で装備。
2015年、「ノーブル・ クチュール」は、Noble Coutureの刻印が押された本物志向のレーザーシートです。
ステアリングやドアトリムはレッドステッチでアクセントが付けられた本革仕様。
カーオーディオ派には嬉しい6スピーカー装備になっています。

 

ベリーサの中古車価格

ベリーサの中古車価格は、約7~130万円。
平均価格は約50万円です。
12年も同じ形で販売され続けた車は、今見てもそれほど古臭く見えないのが良いところでしょう。
高級なコンパクトカーを欲しいという方はタイミング的には今かもしれませんね。