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デュアリスにはダミーのスイッチがある?

80年代に4WDが国産車に登場した時、二駆(FFや4WD)から四駆(4WD)へ駆動方式を切り替えるレバーやスイッチが付いていたものです。
雨で濡れた路面や積雪で圧雪した路面へ突入した際には、すかさず切替レーバーで4WDにチェンジしたものです。

80年代末期に発売されたマツダ・ファミリアのフルタイム4WDは、常時4WD駆動なので4WDに切替えるレーバーやスイッチ操作の煩わしさから解放されました。
しかし、この4WDのレバーやスイッチを覚えている熟年ドライバーの多くは、常時4WDのフルオートフルタイム4WDは、燃費が悪いという思い込みがあります。
そんな熟年ドライバーが好きな4WDスイッチを備えているのがデュアリスです。

カローラのフルタイム4WDなどは、乾燥路面などで4WDの必要がない時はFFで駆動して雨や積雪で車輪がスリップしたことを検知して4WDに駆動方式を変更するもの。
昔のフルタイム4WDに比べて格段に進化しているので、もはや4WDのスイッチは必要ないのです。
しかし、デュアリスの4WDにはこのスイッチが付いています。
私が考えるには、熟年ドライバー向けの実はダミーのスイッチではないのでしょうか。(笑)

 

デュアリスは日産が販売していた欧州向けSUV

先ほどの4WDスイッチはさておき、デュアリスは日産が販売していた欧州向けSUVです。
ライバルは、トヨタ・RAV4でしょうか。
初代RAV4よりも2代目や3代目がまさにドンぴしゃりのライバルです。

輸出名はキャッシュカイで、ヨーロッパでは絶大な人気のSUV。
輸出先で大ヒットしたので日本でも発売してみました感が拭えませんが、実に質実剛健な日産車的仕上がりの車で、使い込むほど愛着が湧く良い車になっています。

 

デュアリス(2007~2014年)

輸出専用車のキャッシュアイを国内向けモデルに仕立て直したのがデュアリス。
古くから根強い人気のハードクロカン四駆系のX-トレイルとは、趣が異なる都会的でファッショナブルなSUVになるのがデュアリスです。

ベースとなったシャーシはX-トレイルと同じながらベースになった駆動方式はFF。
もちろん、4WDモデルもきちんとありますが、ハードクロカン四駆のような悪路での絶対的な走行性能よりも都会での使い勝手やオシャレ度を考えられた都会派SUVデュアリスには、ハードクロカン四駆のような泥臭さや汗臭さは微塵も感じられません。
まぁ、デュアリスを買い求める方にはX-トレイルに求められるようなハードなオフロード走行はあまりしないと割り切られて開発されたのでしょう。

X-トレイルを購入した方でもいったどれほどのかたがハードクロカン的な悪路走行をしているのかは不明ですが・・。
私的にはそれほど多くはないのでは?と思っています。

 

ボディーは、5ドアハッチバックのSUVスタイル。
搭載エンジンは、1600cc(HR16DE 114PS/15.9kg・m)と2000cc(MR20DE 137PS/20.4kg・m)の直4DOHCのNAエンジンのみのラインアップです。(輸出車両には、ディーゼルエンジン搭載車もあるようですね。)
ミッションは、CVTのみ。(輸出用には6速ATやMTなどもあります。)

4WDには、X-トレイルと同じオールモード4×4が備えられてかなりの悪路走破が期待出来ます。
インパネのスイッチによってFF駆動に固定できるようです。
オールモード4×4は、通常FF駆動の100:0から無段階で直結状態まで駆動力配分が自動的に変更できる優れもの。
直結状態は、50:50なのでしょうか。

なぜ、日産はオールモード4×4なのに4WDスイッチを設けたのか?
ただ、熟年ドライバーに受けるためにダミーのスイッチを付けたのではないのでしょうか?
私にはとても大きな疑問です。