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トヨタのハイブリッド車を代表する車種の1台がアクアです。
プリウスに続き多くの台数が世の中に提供され続けています。

 

車名と開発コンセプト

アクア=水。
ハイブリッド車に求められるクリーンなイメージや透明感から付けられたのです。
一昔前、イケイケ世代(70年代の高度成長期や80年代のバブル経済期)には考えられないような車名です。

2代目プリウスが大型化して3ナンバーサイズとなったために登場した5ナンバーサイズのハイブリッド専用車。
さらに、ヴィッツと同じ5ドアハッチバックのコンパクトカーです。
シャーシは、ヴィッツをベースに開発されました。

アクアの価格は約176~203万円。
ベースとなったヴィッツの価格帯は約115~199万円と価格的にバッティングするところがあります。
ハイブリッド車は、ガソリン車よりも割高と思われがちですがヴィッツの1500ccは173万円からなのでほぼ同じ金額になっているのには驚かされます。
トヨタが、ハイブリッド車を世に広めるために格安価格で販売しているのがよく分かりますね。

 

現行モデル(2011年)

2011年に開催された東京モーターショーで登場しました。
プリウスがモデルチェンジで3ナンバー化したために空白だった5ナンバーサイズに8年ぶりに復活した5ナンバーサイズです。

ハイブリッドシステムは、2代目プリウスの機構が採用されてガソリンエンジンは1500cc直4・DOHCにモーターが加わるTHSⅡハイブリッドシステム。
システム出力は、100PSで燃費は35.4km/L(JC08モード)と世界最高水準のもの。
実燃費では、23km/Lなので満タンにすれば驚きの820kmも走行します。

燃費重視のハイブリッドシステムなのでアクセルを急に踏んでも穏やかにしか加速しないのが難点でしょうか。
しかし、性能的には0-100kmの加速時間は10.7秒とこのクラスではトップレベルです。
実にハイブリッドモデルながら1500ccガソリンエンジンのヴィッツと遜色ない加速性能には脱帽します。

ボディーサイズは、ヴィッツと同じくらいですが車高がヴィッツやほかのコンパクトカーと比べても断然低い1445mm。
ヴィッツよりも55mm低くさらにデミオよりも30mmも低いのは実に意外でした。
峠道では、低い車高が運動性能を上げてくれることから意外なほどヒラヒラと軽快に走行してくれます。

ボディーデザインは、海外でプリウスCとしていることからどことなくプリウス風に見えるのはトヨタ内で同じイメージに統一したから?でしょうか。
インテリアは、水平基調の極オーソドックスなものでセンターメーター。
スピードメーターは、フルデジタル仕様でどことなく90年代にトヨタがやっていたデジタルメーター風と思ってしまうのは私の憧れだったせいかもしれません。

シフトは、オーソドックスなゲート式のCVT。
バッテリーは、安価で実績のあるニッケル水素バッテリーを使用。
後席シートは分割可倒式が出来て、カーゴルームは意外なほど広くてびっくりしてしまいます。
ハイブリッド車で、ニッケル水素バッテリーを積んでいるのにスゴイことです。
バッテリーは後席座面下にうまくミッドシップされています。
室内の質感は、競合ライバルに決して引けは取らない標準的なものに仕上っています。
駆動方式は、FFのみなのはとても残念です。
プリウスもモデルチェンジで4WDモデルを出したので、ここは4WDモデルの追加に期待するところですね。

 

アクアのグレード展開と特別仕様車

ベースグレードのLは廉価グレードながら、最高燃費を記録している燃費スペシャリスト。
しかし、後席パワーウィンドウなどがなく、くるくる回る取っ手があるのは業務用車両バンのプロボックス並み。
リヤワイパーやシートリフターもないので安くハイブリッド車に乗りたい方にお勧めです。

標準グレードのSは、Lに省かれていたパンク修理キット・スーパーUVカット&撥水フロントドアガラス・時間調節式ウオッシャー&完結フロントワイパー・4スピーカー等の装備が追加され快適仕様になっています。
最高グレードのGは、室内が豪華になり本革巻きステアリングにクルーズ・コントロール。
運転席シートには、アームレスト付センターコンソール。

G’sは、86やマークXなどにも設定されてるスポーツ仕様の特別仕様車です。
足回りなどが変更されていて、ノーマルのアクアとは比べ物にならないほどのご機嫌仕様になっています。
2014年末に登場したアクアのSUV仕様のX-URBANは、都会的なファッショナブルSUV。
ボディー下回りやルーフなどにあしらったブラックパーツが実に精悍ですね。