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輸出専用車のFJクルーザー

2003年デトロイトショーにFJクルーザーコンセプトの出展で話題を呼び、2005年には市販化バージョンがシカゴモーターショーで公開されました。
そして、2006年に輸出専用専用車として発売開始。

FJクルーザーのデザインモチーフは、70~80年代に販売されていた40型ランドクルーザー(FJ型)です。
丸型2灯式ヘッドライト、中央グリルに「TOYOTA」の文字は懐かしの40型ランクルを彷彿させるデザインで、マニアの間で話題となり2010年からは日本国内の販売も開始されました。
車名は、40型ラウンドクルザーのガソリンモデルFJ40からFJクルーザーに。

輸出先の北米では日本で人気があるディーゼルエンジン搭載車よりもガソリンエンジン搭載車の方が人気があったようですね。
日本のハードクロカン四駆マニアには、低速トルクのあるディーゼルエンジンが絶大なる人気があるのですが、どうやらアメリカでは違うようです。
国内販売が先であったなら40型ランクルのディーゼル仕様(BJ40)のBJクルーザーになっていたかもしれません。

 

FJクルーザーの歴史背景

初代FJクルーザー(2010年)

シャーシは、ランクルプラドと共通で開発されたFJクルーザー。
全長×全幅×全高=4670×1905×1840。
ボディーの大きさはほぼ、現行ランドクルーザーと同じです。

ピラーレスの後席が観音開きのドアになっているのが特徴的。
ちなみに、後席のみのドアの開閉は出来ません。
(マツダ・RX-8と同じです。)

国内仕様はサイドアンダーミラーやウインカー追加などで、微妙に輸出仕様とは異なっています。
開口部が広いので後席の乗り降りも簡単です。

2010年当時は、ランドクルーザーとプラドも排ガス規制にあったディーゼルエンジンがなく、ガソリンエンジン搭載モデルしかない頃でした。

搭載エンジンは、4000ccV6のガソリンエンジン1種類のみで、ランクルプラドと同じエンジンは、276PS/38.8kg・mの出力。
さすが、ガソリンパワーのV6・4000ccで余裕のパワーです。
燃費は8.4km/L(10.15モード)で、実用燃費は6.6km/Lくらいでしょうか。

まぁ、4000ccV6エンジンで省エネ対策はそれほどされていないので、燃費はちょっと前のSUVよりはいいくらい?の感じです。
エンジンんをかければ、ガソリンエンジンであるためとても静かで、ハードクロカン四駆にありがちな盛大に大きなエンジン音はしません。
V6のガソリンエンジンはとても静かに加速してゆきます。

駆動方式は、今では珍しいパートタイム式4WD。
ある意味、マニア垂涎の駆動方式かもかもしれません。

レバーで2WDから4WDに切り替えたりしないフルタイム4WDや電子式4WDが普及したなんちゃってSUVにはないH4とL4の切り替えレバーもあります!
現在では、昔懐かしい切り替え式なので、やはりマニアにはうれしいでしょう。

グレードは、1種類のみのモノグレード。
価格は、約324万円です。

 

見た目は個性派でも、走りは本格派!

遠目にもはっきりと分かるデザインのFJクルーザーは、やはり個性的です。

3000ccV6エンジン搭載なので舗装路での走行性能はピカイチ。
さらに、見た目だけのなんちゃってSUVでなくて本格的なクロカン四駆的な走りは、アプローチアングル34°・デパーチャーアングル27°・ランプブレーンアングル28.5°とハードクロカン四駆の雄のスズキ・ジムニーには及びませんが、ランクルプラドと同じくらいでランドクルーザーよりも各アングルの角度が大きい本格的なハードクロカン四駆であることは間違いありません。
また、スッタクからの脱出能力が高いクロールコントロールスイッチのおかげで悪路からもなんなく抜け出せます。

アクティブトラクションコントロールに、ハードクロカン四駆に必須なリヤデフロック機構も備えています。
普通に生活するうえでは必要ない機能かもしれませんが、モータースポーツなどでは高い走行性能を発揮するのは間違いありません。
競技志向のオフロードマニアならFJクルーザーにぞっこんでしょう。

 

球数が少ないが安定した需要

もともと他の人気車と比べても球数が少ないFJクルーザーですが、マニアの間では根強い人気がありますので、一定数の需要は常にあるため安定した価格推移となっています。
売却を考えていても売り急ぐ必要は全くありませんので、売りたいときに売るというスタンスで良いと思います。