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車名に込められたスバルの想いレガシィ

レガシィの車名は「大いなる伝承物」。
スバルらしさとはスバル1000、そしてレオーネで培われた水平対向エンジンと4WD技術に尽きることでしょう。

1980年代末のスバルの販売台数は、国産メーカー
で最下位。
業績不振から当時は業務提携していた日産に吸収合併されるのではないか?ともっぱらの噂でした。

80年代頃のスバルは、レオーネを中心に販売。
その頃はエンジンメンテナンスでプラグ交換が頻繁に行われていたので、整備性の悪い水平対向エンジンは敬遠される傾向にありました。
しかし、冬道などでどうしても4WDが必要な方にはレオーネは絶大な人気があったのも事実です。

スバルらしさの水平対向エンジンと4WD技術を凝縮して作られたレガシィは、まさにスバルの社運を賭けた渾身の名作でしょう。
そんな、レオーネの次期モデルの「大いなる伝承物」の意味を込められレガシィと名付けられたのです。

 

初代・2代目・3代目(1989~2003年)

初代(BC/BF)が登場したのは1989年のこと。
ボディースタイルはセダンとワゴンの2種類。
車格的には、レオーネよりも上のクラスになっていたので、インプレッサが登場するまではレオーネも販売されていました。

レオーネで、使い勝手が良よく評判の良かったツーリングワゴンのノウハウはレガシィツーリングワゴンに遺憾なく発揮され爆発的な人気を獲得!
驚くべき販売台数を記録したのです。

レガシィが市販化される直前にアメリカ・ アリゾナ州フェニックスのサーキットでレガシィの高性能ぶりをアピールするために10万km耐久走行に挑み見事、走行平均速度223.345km/hという国際記録を樹立を成し遂げました。
実に19日間に及ぶ過酷な挑戦を難なく成し遂げたのはスバルの底力でしょう。
初代レガシィは、WRCにも果敢に挑戦し1993年ニュージーランドラリーで見事優勝し、次期WRCマシンのインプレッサにバトンタッチしたのです。

まぁ、現在につながるレガシィの人気を確固たるものに築き上げたのが2代目(BD/BG)です。
開発テーマは「継承・ 熟成」も、うなずけるもの。

水平対向エンジンと4WD技術は、さらに完成され雪道ならスバルが一番早いと言われるまでになりました。

 

2代目レガシィツーリングワゴンに追加されたランカスターは後にブレイクするアウトバックの祖先。
レオーネに代わり、インプレッサがデビューしたことからレガシィにはスバルのフラッグシップらしい高級感と高品質が供えられたのです。
それにふさわしいように2500ccの大排気量水平対向エンジン搭載車もデビューしました。

1998年登場、3代目(BE/BH)レガシィは5ナンバーサイズ最後のモデルです。
開発コンセプトは「レガシィを極める」のとおり、まさに金字塔的な名車になります。
3代目レガシィからセダンはB4の愛称になりました。

 

4代目(BL/BP 2003~2009年)

ライバルたちが3ナンバー化したなか、頑なに5ナンバーを守ってきたレガシィ。
しかし、大型セダンは3ナンバーが当たり前の時代に突入したことから、とうとう3ナンバー化にこぎ着けました。

ワゴンのランカスターはアウトバックの愛称になったのも4代目からです。
販売も3ナンバー化されたにも拘わらず低迷することなく好調な売れ行きで歴代レガシィシリーズ最長の販売期間でした。

 

5代目( BM/BR 2009~2014年)

異形ヘッドライトがワシに目のようなのが印象的な5代目レガシィのフロントマスク。
国内販売よりも北米への輸出が主になってきたレガシィは、アメリカ人好みのビックサイズに成長しました。
アウトバックの全幅は驚きの1820mmにも達し、アメ車?並みに、、。

初代から続いたサッシュレスドアは廃止され、枠の付いたものに変更。
これは安全性の面からでしょうか。

ボディスタイルは、セダンのB4・ツーリングワゴン・アウトバックの3つ。
レガシィ登場時は絶大な人気を誇ったツーリングワゴンですが、もはやワゴンブームも過ぎ去り青色吐息。
とうとうツーリングワゴンは、5代目で終了してしまいました。
モデル後期には、スバルの先進的安全装置のアイサイトver1が搭載され安全性をアピールしています。

 

6代目(BN/BS 2014年~)

現行モデルのレガシィの売りは、スバルの先進的安全装置のアイサイトに尽きるでしょう。
実に前方向追突事故の80%減は驚くべく数字です。

ツーリングモデルは、モデルチェンジでレヴォーグに生まれ変わり、6代目レガシィのボディスタイルはセダン(B4)とアウトバックの2つ。
ボディーサイズは、北米向け輸出がメインのためさらに大型化されB4では、もはやトヨタ・クラウン(全幅1800mm)よりも4cm大きくなっています。
まさに威風堂々としたビックサイズセダンに成長したレガシィはスバルのフラッグシップにふさわしいモデルですね。