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中古車買取業者に買取りを依頼したとき、基本的には「査定 -> 査定額提示 -> 契約 -> 買取り」という流れになります。
今回、取り上げるテーマは、この提示された査定額の「有効期限」についてのお話。
中古車買取業者の相見積もり時に、持っておくとよい知識となります。

 

思っている以上に短い有効期限

提示査定額の有効期限は、単刀直入に言うと…「当日」となります。
場合によっては「その場」ということもあり得ます。
つまり、直ぐに契約をしてくれないと、提示査定額は破棄されてしまうということですね。
ということで、提示された査定額の有効期限は、思っている以上に短いと理解しておきましょう。

 

厳密には業者によって扱いは異なる

補足説明をすると、厳密には中古車買取業者によって有効期限は異なってきます。
もちろん扱いは異なるといっても「1ヶ月」のような長い期間はあり得ません。
長くて1週間程度が限度といったところでしょうか(1週間でも非常に長いですが)。
したがって、査定額を提示されたとき「この提示額はいつまで有効?」と必ず確認をすることが重要です。
多くの業者が今すぐに売って欲しいので今日と答えるでしょう・・

 

何故、有効期限は短いのか?

ここまで読んで「何故、こんなに有効期限は短いのか?」と不思議に思った方もいらっしゃるかと。
あまりにも短いため、このような疑問を持って当然です。

短い理由は、単純に「相場がリアルタイムで動き続けているから」です。
中古車買取業者は、基本的には、買い取った車を、中古車オークションに出品します。
この中古車オークションは、毎日のように開催されており、日によって落札される額が変わる状況。
業者側の立場からしたら「今日はこの値段で売れる可能性があるけど…明日は可能性がない」という状況が考えられるため、どうしても査定額は、その日その日で対応をしていきたいのです。

 

中古車オークションに出品しない業者は長い可能性がある?

「出品しないで直販するような業者だったら有効期限は長くなる可能性はあるの?」という疑問が出てくるかもしれません。
確かにその通りで、通常よりも長くなる可能性はあります。
ただこの場合でも、先ほど説明した通り、長くても1週間程度が目安となるでしょう。
いくら中古車オークションに出品しないからと言っても、相場は水物で常日頃から変わることには違いありませんから。
強いて言えば、自社で売るような業者の場合は、そのリスクが多少小さいため少しだけ融通が効くといったイメージになります。

 

「燃費データ改竄のあの車たちは…暴落」という好例が…

最近、悲しいニュースが世間を賑わせましたね。
販売している車の燃費性能が改竄されてしまった…あの事件です。
今、この改竄されてしまった車たちは、中古車市場で暴落しているところです。

これを踏まえ…もし提示査定額の有効期限が1週間だったとしましょう。
土曜日に査定額を提示してもらい、次の週の月曜日に査定をした車の改竄発覚…そして、また土曜日になったとき…業者としては、やはり提示査定額は取り下げたいところですよね。
中古車オークションに流しても、まず売れませんから。

査定額の有効期限を長くすればするほど、このようなリスクが比例して高くなるわけですから、当然、短くしたくなる理由が理解できるかと。
こういった背景もあるからこそ、有効期限は短くなってしまうのです。

 

短いからと言ってその場でオッケーしなくても良い

ここからは、査定時のちょっとしたテクニックを紹介したいと思います。
基本的には、提示された査定額は「その日までが有効」ということが多いです。
これは先ほど説明した通りです。
ということは、その日までに「売るか?」「売らないか?」の回答をすればよいことになります。
もちろん、提示された査定額が「いつまで有効か?」をはっきりと聴いておく必要はありますが。

それを踏まえて…たまに「今契約してくれたら、この査定額で買取ります」と言ってきますが、断ってもらっても問題ないケースが多いです。
(稀ですが、本当にその場限りのケースもありますが…)
つまり「少し考えたい」と返してしまっても、大抵はその査定額が有効になっているわけですね。

やはりその場の勢いで契約をしてしまうと、後悔してしまう可能性もありますし、相見積もりもしたいところ。
「その日のうち」という大前提を守って、ゆっくりと熟考をして比較をして、査定額を吟味すると良いといえます。
また、一旦返して、改めて連絡するとき「比較した結果、もう少し頑張ってくれれば即決する」という交渉もできるメリットが。

ともあれ、確かに提示査定額の有効期限は短く、利用者側は慌ててしまいがちですが、落ち着いて行動をしていけば、よい交渉材料になることを頭に入れておいてください。