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買取店は安く車を買い取ってそれを高く売って利益を出すところです。
従って、買取店にとって査定額は低ければ低いほど良いということになりますが、法外ともいえるような安い査定額を出してしまっては、誰も売ってくれないですし、ここまでインターネットが普及した時代となっては何を書き込まれるか分かったものではありません。
そこで買取店は買取店ごとに中古車市場の動きから算出した、車の基準額といったようなものを作り、それに増額・減額をする形で査定額を出します。

この方法は一見、正当性が高いように思えますが、所詮は一企業が作った目安でしかなく、買取店で使っている基準価格表に書かれている金額が必ずしも正しいわけではありません。
それに売る側と買取店側での価値観が全く違いますので、得てして売る側の金額の方が高いことがあり、それによっても意見の相違があるでしょう。

それもそのはず、売る側としてはその車であちこち出掛けたりして思い出もありますし、手を加えたことで愛着がわいているのでどうしても高く見積もってしまいますが、買取店としては商売ですので思い出や愛着にまでお金を出すことができません。
穏便に車の売却を行うためにはその意見の相違を埋める必要があるのですが、その埋める手段の一つが交渉という事になります。

 

意見の相違を埋めるには

車の売却での意見の相違、価値観の相違の穴埋めをするには、どうしても互いの意見を言い合わなければなりません。
売り側からすれば、「年式の割にはあまり乗っていない」とか「コーティングして洗車もまめにしてあるから状態がいい」などといったプラスな意見、一方、買取側からすれば「人気のないボディカラーだから」「小キズが目立つ」といったようなマイナスな意見が出るはずですが、お互いにそういったことを言い合ったとしてもこの契約がうまくいくわけがなく、むしろこじれてしまいます。

逆に相手がいった意見を素直に受け入れてしまえば、お互いに損をしてしまうことになり、なかなか交渉というものも難しいものです。
しかし、売る側として、ここだけは強く主張したい、逆にここだけは絶対に受け入れないという最低限のものをしっかりと持っていれば、交渉もそれほどこじれないでうまく売買契約を締結することができるのではないでしょうか。

 

強く主張すること

誰に何と言われようとも押し切らなければならないというものは、メリットになる現実です。
注意していただきたいのがあくまでも現実で本当のことでなければなりません。

走行距離が短いことや洗車をまめにしているといったこと、子供やペットを乗せたことがないこと、定期点検を半年ごとにきちんと受けていることなど、しっかりとした裏付けがあること、あるいは見てわかることは絶対に最後まで折れてはいけません。
当然ながら買取店は必ずといっていいほど難癖をつけてきますが、きちんとした裏付けがあれば怖いものはありません。

それから手続き的面でも買取店がよく使う手段である「今日手続きしてくれたら○○円で買い取ります」といったセリフですが、これはほとんどの場合、明日でも同じ金額ですので信じる必要はなく、その意見をのんではならず、逆に「明日ならいくらになりますか?」と質問してみるといいでしょう。
それとこれは主張することとはちょっと違いますが、絶対に答えてはいけないのが、買取店側からの「いくらぐらいならお売りになりますか」といったこちら側の想定する金額への質問です。
これを答えるとその答えに合わせた査定方法や金額交渉をしてくるようになるので、この場合は逆に買取店がいくらでなら買い取ってくれるのかといった感じで聞き返してみましょう。

 

受け入れるべきこと

自分とは意見が違ってもそこは空気を読んで受け入れなければならないということもあります。
例えば、ボディにキズが入っていたことを指摘され、実際に目の前にその部分があるとなったら、たとえそれが自分が付けたものではなくても、「いたずらで付けられたものだから知らない」といった意見は通用しません。
また、故障している部分や不具合が見つかった場合も素直に減額を受け入れるしかありません。

それとたぶん買取店で査定を行うぐらいですから多少なりとも相場のようなものを調べていることと思いますが、その相場よりも極端に安い査定額を告げられた場合は交渉の余地ありですが、相場に近い金額であった場合はそれなりに受け入れなければならないと思います。
それがこの買取店の価値観として捉えるしかないでしょう。
もしそれで満足がいかなかったら買取店など腐るほどありますので、お店を変えるという手もあります。
ですので、そこはとりあえず了解して、心の中で売る・売らないを決めればいいのです。

 

査定交渉は恋愛と同じ!?

業界ではこういった査定交渉は恋愛と同じだと比喩されます。
押したり引いたりしながら、お互いの歩み寄りを待ち近づいて行くのです。
一気に数十万円も高くしてくれと言っても受け入れてもらえないものですから、少しづつ交渉して行くというのが基本になります。

時には相手(査定士)の言うマイナス要素も受け入れ譲歩したり、引かないところは引かないと強行の姿勢も時には必要です。
こういったことを続けながら少しづつ自分の納得の行く金額までたどり着けば良いのです。
まさに恋愛と同じで押し引きが重要ですね。