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車を高く売ろうと試行錯誤、いろいろ調べたりすることになると思いますが、車の価値を決める決定的な要素というのはおのずと既に決まってしまっているものです。
よく状態がよければ高く売れるなどといいますが、確かにそうかもしれませんが車種、グレード、年式、走行距離など自動車を購入した時、あるいは現在までの過程によって作り出されるものによって大まかに決まってしまっているのです。

 

車は新しい方が良い

売却においての車の価値は後から変えることはできないものです。
もちろん細かなことで多少の価値の上下はありますが、基本的な金額を大きく変更するような要素は事故車や修復歴アリ車など以外にはほとんどなく、例えピカピカに磨き上げていても50万円が100万円になることはありません。

こうなる理由はいろいろなものがありますが、一番大きく働いているのが人間が持っている「新しいものがいい」という考え方だと思います。
人間だれしも古いものより新しいものの方がいいに決まっています。
一部ではクラシックカーやヒストリックカーなど古いモデルを好む人もいますが、それは古いからいいのではなく、たまたま気に入った車が古かっただけで、古いということがメリットではありません。

兄弟のいる子供を見ればよくわかりますが、兄や姉など同性の兄弟姉妹がいる時にお古を着せられることがあり、その時にお古ではなく新しい洋服を着たいという思いは小さいながらにもあるはずです。
これが自動車にも言えるのです。

ただ、そもそも売却した車の最終形態である中古車は他人のお古ですし、中古車を買う人も承知の上購入していきます。
ですから新車のようなまっさらにものでなけれなかわないという方はいませんが、同じお古でもできれば少しでも新しいものがいいと思うのはごく自然なことで、そこで一つの需要形態が生まれるということになるのです。

 

走行距離は短い方がいい

中古車において「新しい」「古い」を決めるのは年式と走行距離という2つの要素です。
年式は生産ラインから降りて新車登録をした年のこと、走行距離は生産ラインから降りてから走った距離で、年式は数字が多いもの、走行距離は数字が少ないものが新しい車ということになります。

ただ、年式はあくまでも時間経過だけであって、新車登録時から今までの期間どういう使われ方をしたのかは含まれておらず、例えば毎日片道10キロの通勤を行う方と休日に近所への買い物ぐらいにしか使わない方とでは同じ年式でも車へのダメージが全く違います。
そこで出てくるのが走行距離、中古車を選ぶ人がその車の新旧を見抜くためには年式だけでなく、同時に走行距離が必要になってくるのです。

走行距離は単なる距離ではなく、そこからその車の疲労度を見ることができるもので、短い方が負担が少なく長い方が負担が多くかかってきたということになり、将来的な故障などの発生率の関わってきます。
当然ですがより短い方がいいわけで、中古車市場でも走行距離が短い方が高値で売れていることから買取に関しても走行距離が短い方が高く売れるというわけです。

 

車は使うもの

走行距離が短い方が価値が高くなることは理解していただけたと思いますが、車はミニカーのように飾っておくものではなく乗って使うものです。
ですので、高いお金を出してせっかく買った車を価値が高くなるからといってすぐに売ることもないでしょう。
一時のプリウスやバブルの時代のシーマやBe-1のように投資目的で購入するのとはわけが違います。
ですから、当然に走行距離はどうしてもそれなりに進んでしまうものです。

ただ、やはり距離が短い車の方が価値が高いわけで少しでもその車に不満を抱えている、あるいは事情によって売らなければならないということが分かった場合はそれ以降できるだけ乗らないようにした方がいいかも知れませんね。

 

売るタイミング

車を高く売るタイミングは年式が若く、距離が短いうちに売るのが一番です。
しかし、先ほども言いました通り、自動車というものは乗って楽しむもの、乗って使うものですからそういったことだけに固執するわけにもいきません。
ある程度乗って走行距離が進んだことを想定したとして考えると買ってすぐに売却した場合を第一段階とすると、次に来る絶好のタイミングは走行距離が四桁であるときです。

これはスーパーマーケットなどでの値段の付け方を見ればわかると思いますが、例えば1000円で売るのと995円で売るのとでは買う側の感覚が全く違います。
それと同じで9500キロと10000キロとでは買取店もその先の中古車販売に至っても受け方が違うのです。

次の段階が30000キロ、これは自動車関連が年間走行距離を10000キロと見ていることがあり、初めての車検である3年目に至る距離ということになります。
出来れば実際にも3年目の車検を受けた直後が高い価値を持つのですが、売る側の費用対効果を考えると現実的には3年目の車検を受ける直前あたりが一番効率よく売ることができるのではないでしょうか。
そして5年目の車検となる50000キロ相当の時が次の段階で、さらに次の段階となるのが、10万キロの壁は今でも存在するのかでもお話ししている10万キロ未満ということになります。

10万キロは業界内でいまだに残る悪しき慣習であって、昔の車が10万キロで壊れることが多かったためにおのずと設定されてしまった車の価値の有無を決める距離です。
ここまでくると価値の「良し・悪し」ではなく、価値が有るか無いかといった極端なものとなります。
車自体はそれほど劣化も進んでおらず、昔の車のようにすぐに壊れることはほとんどないのですが、こういった慣習が残っている以上それに従う形になります。

こうしてみると売るのに適したタイミングというのは3年と5年の車検時期に絡んだ30000キロ50000キロということになりそうで、少なくともこの距離の間で売却すれば、それなりにいい金額で売却することができるのではないでしょうか。