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自動車の売却において高く売るためにはメリットを追求する必要があります。
例えば、キズ一つないこと、高額なメーカーオプションがついていることなど、その車の価値を上げることができるポイントを前面に押し出しアピールする必要があるでしょう。

しかしです、そういったことをうたい文句として高く売ろうとする前にもっと大事なことがあります。
それはいかにその車を大事に乗ってきたかという今までの乗り方、経歴というものがなければ、いくらキズがなくても高価な部品がついていたとしても評価が高くなり難いのです。
では、どのようにその経歴を証明するのでしょうか。

 

経歴を示すもの

その車の扱いが今までどうだったのかということは、買取店の営業マンはある程度見抜くことができます。
例えばボディの状態、状態といっても傷やへこみではなく、ボディ表面がどれだけきれいか、塗装はどうなっているのかを見ます。

キズがない状態でもボディ全体がくすんで見える、塗装の色あせ、タワーパーキングに止めてある車でよくありがちなルーフのシミなどがある場合は扱いが悪いとみるしかなく、逆にボディはつやつやで紫外線による色あせもないといったものであれば、屋根付きや室内のガレージにしまわれていたことを示し車をかなり大事にしてきたことがうかがえます。
たったこれだけのことなのですが、これで車をいかに大事にしてきたのかということが分かるのです。

車を大事にしている方であれば、月極駐車場を選ぶ際に多少お金がかかっても屋根付きや室内の月極駐車場を選ぶでしょうし、家の敷地内にあるガレージであっても玄関前のあいている場所に車を止めるのではなく、わざわざ場所をとって(室内)屋根付きガレージを作りそこに止めることでしょう。
手間だけでなく日常的に車にどれだけのお金をかけることができるか、どれだけ車のために犠牲を払えるかで車を大事にしているのかいないのかを判断できるのです。

しかし、これだけではオーナーがどれだけ大事に乗ってきたかはわかりません。
なぜならこれは外観だけだからです。
自動車は外観よりも中身が重要で、いくらきれいにしていてもエンジンに不調を抱えていたのであれば価値は高くなりません。

中身の健全性を見るには、査定では定期点検が一番いい目安とされています。
定期点検は半年ごとに義務付けられているもので、しかるべき場所で点検を受けなければなりませんが、受けていなくてもお咎めがないので定期的に点検を受けている人もあまりいません。

そういった中で見ると買取店としてはやはり点検を全く受けていない車より、きちんと受けている方がいいということになり、それによって価値を高くしたり低くしたりしてくるということになります。
だからといって「定期点検を半年ごとにきちんと受けています」と口だけでいって無駄です。
なぜなら明確な証拠を出さなければ信じてくれないからです。
買取店の営業マンはとりあえずすべて疑ってきますので、その疑いを晴らすための証拠が必要になってくるのです。

 

点検の証拠書類

その証拠となるのが定期点検整備記録簿いわゆる点検簿というもので、新車購入時に車体と一緒に渡されるもので新車点検以降、半年ごとに受ける定期点検の内容を記載するようにつくられています。
この点検簿には何月何日、何キロ走行時にどういった点検を受けて、どういった処置を受けているのかということが記載され、その中にはどこの整備工場で点検を受けたのかまで記載されています。
これを見れば、オーナーが今までどれだけ点検を受けてきたかということが一目瞭然で、内容を詳しく見れば、どこにトラブルを抱えていたのかがよくわかるのです。

年式が進んだ車でよくあるタイミングチェーンやタイミングベルトのトラブル、それを避けるために交換をすることが必要な場合があるのですが、これらのものが交換されているものもとされていないものでは、中古車として車を購入する人の見る目が変わってきますので、交換されていた方が買取店としてはありがたいわけです。
しかし、これらの部品はすべてエンジンの中にあるもので、それを確認するためにわざわざエンジンを開けなければならないのですが、やはりそれにもお金がかかるため実際には確認せずに売買しているというのが実際のところです。
ただ、ここで点検簿のいつかの点検記録に「Tチェーン交換」とか「タイミングベルト交換」と記載されていれば、きちんと交換されていることが明白になります。
点検簿は要するに高額買取を目指すために、日ごろのメンテナンスの経歴を示す証拠となるものということになります。