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車を実際に売るというタイミングでは、多くの注意点があります。
この注意を怠ると、最悪の場合、車がなくなり現金も手にすることができないということも。
「そんな怖いことがあるのか?」「そんな怖い世界なのか?」と感じるかもしれません。
全くそんなことはありませんが、残念ながら、実際に起こりうる状況です。
ということで、「売買契約前には絶対に車を渡さないこと」という注意点に焦点を絞ってお話を進めていきます。

 

車の世界ではない売買の基本中の基本

先に断っておきたいのは、ここで記載する「車を渡さないこと」というのは、他の世界でも同様の注意点だということです。

分かりやすいのはネットオークションでしょうか。
ネットオークションの場合、落札額が決定したら実際に支払いが終わってから初めて商品が渡されます。
間違っても、支払い前に商品を渡しませんよね?
商品を渡してしまったら入金されない可能性がありますから。

車の世界でも、残念ながら似たような状況になってしまうこともあるのです。
他にも様々な理由があるため、次から、その理由について触れていきましょう。

 

値段が大幅に下げられてしまう可能性がある

買取業界の中で真っ先に思い浮かべるリスクは、やはり査定額の大幅な値下げになります。
売買契約を結んでいないため、金額の変更が容易にできてしまうのです。
イヤらしい買取業者の場合、敢えて、これを狙って査定額を高く見積もることさえあるほど。
まずは、その流れを追って説明をしていきます。

 

他業者よりも高い査定額を提示

まずは、利用者が驚くような高い査定額を提示ます。
ただし、相場よりも若干高めという絶妙な線で他業者に負けないバランスの取れた査定額です。
あまりにも高くしてしまうと、利用者も疑心暗鬼になるからです。
業者としては、まずはライバル業者に勝利して車自体を手にしないと話になりませんからね。

 

あわよくば…そのまま持ち帰る

高い査定額を提示し、利用者側がその気になったら、とりあえず契約を結びます。
これは売買契約ではなく、いわば仮契約みたいなものです。
ここには「不具合があったら減額に応じる」というような内容も盛り込まれていることもあります。
したがって、とりあえず高い査定額で契約し、そのまま持ち帰る。
その後、不具合が見つかったとして大幅な減額をしてくるわけです。
契約書には、減額に応じるとされてしまっているため、断りたくても断れない状況に。

 

泣く泣く売買契約

そして、断れない状況のため…最初に提示された額よりも大きく減額された状態で売買契約を結ぶことに。
結果、他業者よりも低い査定額になってしまって大きな損をしてしまうわけですね。

このような手法を使うような業者を「悪徳業者」と言ってしまえばそれまでですが…。
これに関しては、利用者側は未然に防ぐことができます。
1つは、安易に契約を結ばない、そして1つに売買契約を結ぶ前に車を渡さないという点。
車を渡さなければ、不具合云々は無かったはずなので被害を被らないはずというわけですね。

※瑕疵の関係で絶対に減額に応じないといけない場合もあるため注意が必要です。

 

悪徳業者は…そのまま逃亡する可能性もある

誰もが知っているような業者に買い取ってもらうのであれば、問題はないとは思いますが…。
と、言いたいところですが、悪徳業者は何処にでも出没するため注意をしておいてください!

何が言いたいかと言うと…ガリバーやアップルのような大手業者だとしても売買契約を結ぶまでは車を渡さないようにするということです。
実は、悪徳業者が大手業者を騙って車を持ち逃げしてしまうこともあるのです。

例えば、A社という業者に査定を依頼したとしましょう。
そのA社の査定時に「他業者にも査定を依頼しましたか?」と質問されたとき、大手業者にも依頼をしたと答えます。
ちょっとしたら、実際にその大手業者の査定を開始するわけですね。
この大手業者の査定士はA社の人間がなりすましたものだったのです。
利用者は大手だからと信じきってしまい、車を渡してそのまま逃亡というわけですね。

気付いた時には後の祭り状態。
ストレートに、このような回りくどい仕方をせずに持ち逃げする悪徳業者も存在します。

繰り返しになりますが、こういったリスクもあるため、どのような業者でも絶対に先に車は渡さないようにしましょう。

ちなみにですが…個人売買のときはなおさらです。
必ず売買契約を結び、入金のタイミングなどをしっかりと話し合ってから車を渡すようにしましょう。
個人売買の中でも、多く見ることができるトラブルの1つということを理解しておいてください。