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欧米ではかなり昔からタバコに対する嫌悪感というものがあり、公共施設のほとんどが禁煙となっていますが、日本においてもここ最近はどこへ行っても「禁煙」の看板があり、喫煙者はなにかと肩身の狭い思いをしてしまいます。
そういった中でいうのも何ですが、実は買取店での査定においてもこのタバコの存在は査定額に影響を与えるものなのです。

 

中古車を見て知る喫煙車

中古車販売店のWebサイトや雑誌に掲載されている中古車の一覧などを見ていると必ずといっていいほどその車のメリット欄に「禁煙車」という言葉が記載されているものを見かけます。
禁煙車というのは要するにその車の中でタバコを吸ったことがないということで、それがその中古車のメリットとなっているということなのです。

車を運転しながらタバコを吸うというのは何も法律で禁止されていることでもありませんし、もはや当たり前のように思えるのですが、最近の車を見ても昔の車であれば当たり前のように付けられていたタバコの灰皿が付けられていないことが非常に多くなっていることから、車にとってタバコを吸うということは相当悪いことらしいです。
はっきり言ってそんなことはありません。
自分で買った車の中でタバコを吸おうが何をしようが法律に違反していない限り、強制されることではありません。
ただ、その車を将来的に売却して、それなりの現金を手にしようというのであれば話は別で、車の中でタバコを吸うのは止めた方がいいということです。

 

隠れた査定ポイント

買取店での査定では車種やグレード、年式、走行距離、車体の状態などから最終的な査定額を決めます。
実際に買取店へ車を持ち込んで査定をしているところを見るとよくわかるのですが、車検証で車種や型式、年式などを見て、メーターナセル内を覗いて走行距離を確認して、車の周りをぐるぐる回ったり、車の下を覗き込んだり、ボンネットを開けてエンジンルームを覗いたり、ドアやハッチなどを開けて内装のチェックをしたりしますので、どこをどうやって見ているのかが分かります。
しかし、ドアを開けてキャビン内の状態を見るときに実は目でインテリアの状態を見ているだけではなく、鼻でもこの車の価値を判断しているのです。
それが匂いです。

車というのは長い間狭い空間に閉じ込められる状態で運転したり移動したりするものですので、見た目はともかく、ずっとかぎ続けることになる匂いはある意味脅威で、査定でも結構大きな査定ポイントとなります。
キャビン内の匂いで一番多い原因がやはりタバコ、タバコを吸った時に煙がキャビン内に充満し、その煙に含まれるニコチンやタールなどキャビン内全体に付着することになり、それが匂いの原因となってしまうのです。

一度や二度タバコを吸っただけでキャビン内に匂いがつくということはありませんが、タバコというのは常習性があるためどうしても何回も車の中でタバコを吸ってしまい、そのたびにキャビン内のニコチンやタールを付けてしまうのです。
ひどい車ですとドアを開けて乗り込もうとした時に今タバコを吸っているわけではないのにタバコのにおいがプンプンすることもあります。
当然ですが、タバコを吸わない人にとっては不快以外の何物でもなく、この中にずっと座っていなければならないということを考えるといくら条件の良い中古車でも購入するのをためらうでしょう。

もちろんこういった傾向があるのを買取店は知っています。
ですので、喫煙車は禁煙車よりも査定額がどうしても安くなってしまうのです。

 

喫煙車を売るには

車の中でずっとタバコを吸い続けてきた、いわゆる喫煙車、買取店での査定ではどうしても安くなりがちですが、査定を受ける前に少し手を加えるだけでそれなりに査定額を上げることができます。

匂いを消す

喫煙車の最大のデメリットが匂いです。
なので、とりあえずはにおいを消すことを考えましょう
といってもいきなり消臭剤などを拭きつけても無駄です。
その匂いの原因は室内にある様々なものに染みついているヤニですから表面だけの匂いをとってもほとんど効果はありません。

まずは拭き掃除です。
一番丹念に行うのは天井やピラー、ドアなどにつけられている内貼りで、廉価モデルや商用車であればビニールになっているのでそのまま中性洗剤などを吹き付けてきれいにふき取ります。
モケットなどの布が貼られている場合や内貼りの土台が厚紙などで出来ている場合は直接洗剤などを拭き付けるのではなく、ぞうきんなどに洗剤を含ませて軽くたたきながらふき取ります。

それからシートにもしみ込んでいるので、専用のシートクリーナーなどを使ってきれいにします。
意外と忘れがちなのがフロアマット、布で出来ており匂いがしみこみやすいので、お風呂場などでジャバジャバ洗ってしまいましょう。
それ以外のガラス面やダッシュボードなどもきれいにふき取り、最後に掃除機をかければだいぶ違ってきます。

それと忘れてはいけないのがエアコンのフィルター、特に夏場や冬場はエアコンをつけたままタバコを吸うことになりますので、フィルターにもしっかりとニコチンやタールが付着していますので、できれば交換したいところです。
そして最後に車用の除菌消臭剤などを撒くか、噴霧式の消臭剤などを使うといいでしょう。
こういった努力をしたとしても、完全に匂いを取り除くことは不可能ですがましにはなると思います。
タバコの匂いは嫌われものですので、将来的に高い金額で売却したいと思っているのであれば、車の中では禁煙するなどの努力も必要かと思います。