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自動車保険は決して安い買い物ではありません。
しかし、各損害保険会社では、いろいろな割引制度のようなものを用意しており、加入しやすくしてくれているわけですが、割引制度ということではありませんが、自動車保険に加入する人がその車をどういった形で使うのかということによって保険料を安くしてくれる制度が設けられています。

 

その車を何に使うのか

自動車というものは、基本的には人間の移動手段、荷物の運搬手段としてあるわけですが、裕福な国である日本においては、それらを移動手段や運搬手段といった実用的な道具として使うだけでなく、その車自体を所有していることを楽しんだり、走ることを楽しんだりといった趣味として使う方もいます。
要するに、自動車の用途にいろいろなものがあるということです。

自動車保険ではそういった車の用途によって保険料の設定を変える仕組みがあり、それによって保険料が異なることになります。
自動車保険に加入するときに、個人情報や車の情報などの他に「使用目的」を聞かれたり、選択肢が設けられていたりしたと思います。
この「使用目的」というのが車の使い道で、主に「業務」「通勤通学」「日常・レジャー」という3種類に分けられていることが多いようです。

 

業務

これはその名のとおり、仕事に使う場合に選ぶもので、一般的に仕事のために年を通して週5日以上か、月に15日以上、車を利用する場合が業務目的として扱われることになります。
運送業や宅配サービス、送迎サービス、納品などに使う車の他に、営業用の車などもこれに該当します。

 

通勤通学

これはウィークデーのほぼ毎日、仕事に出るため、学校に通うために車に乗る場合に適用されるもので、損害保険会社での一般的な概念は、業務目的ではない、年間を通じて週5日以上か、月15日以上、通勤・通学のために車を運転するといったものが、この通勤通学目的となります。
ちなみにお父さんお母さんなどの家族が、毎朝・毎夕、学校や会社、最寄りの駅まで送り迎えする場合もこれに該当することになるようです。

 

日常・レジャー

これは業務目的ではない、通勤通学や送り迎えなどにも使わないといったものです。
毎日運転することがあっても近所のスーパーマーケットでの買い物に使うとか、休みの日に家族でどこかへ出かける時だけに使うとかいったような、生活の中で日常の足として使う場合、遊びとして使う場合はこの日常・レジャー目的に該当する形となります。
趣味で車を乗り回す人やチューニングなどを楽しむ人は、使用頻度に関わらずこの日常・レジャー扱いとなります。

 

保険料を決めるのは事故にあう確率

使用目的によって保険料が違ってくる理由は、交通事故を起こす確率によってきめられています。
損害保険会社としてはきちんと保険料を払ってもらって、更に交通事故を起こさない方が一番好ましい状況であるため、交通事故を起こす確率が低い場合は保険料を安くしてもそれなりに採算を合わすことができるのです。

 

確率を決めるのは運転時間

交通事故は誰しも起こす可能性があり、ペーパードライバーで運転をまったくしないといった方でない限り、絶対に交通事故を起こさないということは言えません。
そういった中で交通事故を起こす確率をどうやって決めるのかというと、それはどれだけ運転している時間が長いのかということで判断します。

例えば、サイコロを振って「1」の目を出そうとした場合、1回だけ振るより、10回振った方が出る可能性が高まります。
交通事故もそれと同じで、月に1時間しか運転しない方と月に100時間運転する方とでは100時間の方が交通事故を起こす可能性が高くなるのです。
それを自動車保険では、日数という運転頻度と、時間で判断しています。

 

目的別運転時間の違い

運転時間によって交通事故を起こす可能性を見極めているわけですが、ではどれだけ違うのか見てみましょう。
ここでは一日の運転状況を例として見ていきましょう。

まず、業務目的ですが、これは意外とわかりやすいかと思いますが、仕事時間中はほとんど運転しているような形になりますので、非常に長い時間を運転することになります。
当然ながら交通事故を起こす可能性は一番高く、保険料の設定も高くされています。

 

次に意外と区別がつかないのが通勤通学と日常・レジャーです。
通勤通学は、業務目的と同じ頻度が設定されることが多いようですが、運転時間は全く違います。
通勤通学はずっと運転しっぱなしということではなく、家から目的地まで、目的地から家までの往復だけで、時間にしても片道で数時間までということになり、業務目的より圧倒的に距離も運転時間も違ってくるということになりますのでその分、事故を起こす可能性が少ないとみられるというわけです。
しかし、朝の通勤や通学では、時間に追われることになる、帰りは疲れ果てたうえでの運転ということになりますので、日常・レジャーと同じということにはいかず保険料も高めになっています。

 

日常・レジャーは、週に数回しか運転しないということで時間的な観点では事故を起こす可能性が低いとみられますので保険料を安くしているのですが、一部では運転になれないサンデードライバーが多いということから、むしろ通勤通学用途の方よりも事故を起こす可能性が高いのではという声もあります。
しかし、現実的には日常・レジャー用途が一番安い設定となっています。