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事故を起こしたくて起こす人は居ませんが…車を運転する以上、どうしても事故のリスクを考えていかなければなりません。
だからこそ、自賠責保険があり、任意保険が存在するわけですね。
しかし、事故の内容によっては、この保険を使わない方が良いときもあるのです。

 

ポイントは「等級」で保険料が決まること

保険には等級という「レベル」みたいなものがあります。
自動車保険の基本中の基本となるため、知っている人も大勢いらっしゃることでしょう。
しかし、しっかりと理解しているという人は意外と少ないもの。
ということで、復習の意味も込めて改めて等級について勉強をしていきましょう。

 

1等級~20等級のランク付けがされる

保険に加入するとき、スタートラインは6等級からになります。
そして1年間、無事故であった場合、または事故があっても保険を使わなかった場合に限り、等級が上がっていきます。
ちなみに、等級は数字が多けば多いほど良いです。
したがって、最高ランクは20等級になり、保険料が63%割引になります。
対して、1等級という一番低い等級は「164%」と、保険料は割増になってしまいます。
そもそも、1等級という等級は滅多になるような状況ではありません。
色々な要素がありますが、それこそ短いスパンで事故を何度も繰り返さないといけませんから。
もっと言うと、1等級の場合、継続拒否もあり得る自動車保険でもお話ししているように保険会社から契約をしないという通達をされてしまうことも多々あるのです。
話が逸れてしまましたが…このランク付けを元にベースとなる保険料が決定します。

 

「等級」の中でも事故で利用しているか?が重要になる

等級は、事故を起こしてしまい保険を使えば3等級も下がってしまうことになります。
20等級だった場合、一気に17等級になってしまうわけです。
言うまでもありませんが、当然、3等級も下がれば保険料もその分高くなってしまいます。
だからこそ、ちょっとした事故であれば自腹を切って愛車を直した方が、最終的にはお得になることがあるのです。
例えば、ちょっとした物損事故で1万円程度で修理が可能であれば、間違いなく自腹を切った方がよいわけです。

これが今回のテーマの基本的な考え方になります。
そして、この自腹を切るか?切らなずに保険を使用するか?を比較するときに、しっかりと頭に入れておきたい等級の仕組みがあります。
それが、事故を一度起こして利用をしてしまうと、事故専用の保険料計算に移行されることになります。
一体、何を言っているのか分からない…と感じたかもしれません。
以下より、もう少し噛み砕いてお話を進めていきます。

 

等級ごとの割引比率は「事故有無」でも変わる

平たく言えば、事故を起こしてしまい保険を使った人に適用される等級と、事故を起こしていない人に適用される等級の2種類があるのです。
同じ20等級でも割引比率が19%も変わってきます。
ベースが10万円の保険だった場合、差額は約2万円の差になってきます。
非常に大きいですよね。
しかも、この分類は3年間も続きます。
つまり、一度事故を起こしてしまい保険を使った場合、3年間も「事故あり用の等級割引が適用される」ということになります。
細かい計算の説明は省きますが…20等級だった場合、どれくらいの差が出るのかというと…10万円の保険料だった場合、3年で67,000円の差額になります。
繰り返しになりますが、非常に大きな差になることは火を見るよりも明らかです。

 

自腹か?保険を使うか?の判断をするときの注意点

事故を起こしてしまった場合、67,000円もの差が出てくるのであれば、自腹を切って修理をした方が良いと考えることも「あり」ということは理解して頂けたかと思います。
しかし、この例で挙げた数字は、あくまでも分かりやすく説明をするために用いた「単純な計算」のものです。
実際に「使うか?」の判断になった場合、自分自身の等級と支払っている保険料、特約、1年契約の内、今いくらまで払ったか?など…。
とにかく状況によって、計算すべき内容、考慮するべき内容が全く異なってきます。
平たく言ってしまえば、素人の知識では判断することが難しいということになります。

では、どのように判断をするのか?
答えはいたって単純です。
保険会社に計算をしてもらうだけです。
事故を起こしてしまえば、必ず加入している保険会社に連絡することになります。
そのときに今保険を使った場合と、使わなかった場合の差額を出してもらうわけですね。
保険会社もこのような質問に直ぐに答えられるように、必ず準備をしているため遠慮無く質問をすればよいです。

保険を使うか?使わないか?は、この差額を聴いて、修理費の見積もりが出た時点で決めても、全く遅くはないため、冷静に落ち着いて行動し判断していけば何ら問題はないでしょう。