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自動車の盗難は毎年減少傾向にあるものの、2015年においても約13900件の車両盗難が起こっています。
しかし、自動車関連の盗難事件は実はこれだけではありません。
この統計は自動車をそっくり盗まれるというものだけの件数であって、例えばアルミホイールとか、エクステリアパーツ、車上荒らしとしての内部パーツの盗難は含まれていません。
それを含めたら倍以上の数字なることでしょう。

 

自動車パーツ盗難のいろいろ

ここ最近はセキュリティシステムの普及に昔ほど多くはありませんが、それでもかなりたくさんの自動車パーツ盗難が起こっています。

いちばん多いのが外装パーツの盗難です。
それもそのはず、車が置いてあれば、少し手を加えただけで簡単に取り外すことができるので、窃盗犯からしてみれば一番やりやすいのです。

特に多いのがアルミホイールの盗難です。
昔は鉄ホイールにホイールキャップというのが当たり前で、アルミホイールが付けられていること自体が珍しかったので、それを目当てに盗むことが多かったのですが、最近では標準でアルミホイールが付けられることが多く、アルミホイール自体の魅力としては低くなっているはずなのですが、大径ホイールやメッキがキラキラしているアルミホイールなどの人気が高く、転売してもかなりの儲けとなることから、そういったものばかりを狙う窃盗団が存在しています。

方法としては持参のジャッキでジャッキアップし、ホイールナットを緩めてホイールを取り外していきます。
その時に発見が遅れるようにとタイヤの代わりとしてブロックを挟んでいくこともあるようです。
これに対抗すべく、ホイールロックなどがありますが、専門的な窃盗団ともなるとそれの合鍵などを持っているのでほとんど効果がありません。

それから次に多いのがエクステリアパーツです。
この中にはエアロパーツというものも含まれているのですが、例えばドレスアップ目的のメッキプレートや特殊なエンブレムなどは両面テープを使って付けられているので、タコ糸やへらなどを使えば簡単に取り外すことができますし、エアロパーツなども両面テープと数本のボルトやタッピングビスなどを使って固定されているので、構造などを下調べしておけば、ちょっとした工具さえあれば簡単に取り外していくことができます。

GTウィングなどは台座ごと無理やりはがしていくといった荒々しいやり方もあるようですので、いくら注意していても絶対に盗まれないということはありません。
それ以外にもガラスを割ったり、鍵をこじ開けて内部に入り、カーナビなどの電装品や後付けのインテリアパネルなどを盗んでいくといったかなり乱暴な盗み方をする場合もあります。

 

パーツの盗難は車両保険

自動車のパーツが盗難にあった場合は、車両盗難と同様に自動車保険の車両保険でその補償を受けることができます。
ただし、車両保険では基本的にノーマルの状態に復帰するための補償しかしてくれませんので、社外品の後付けパーツは保証対象外となります。
ですので、例えば標準アルミホイールから20インチの大径ホイールに履き替えて、それに30万円に費用がかかったとしても、そのホイールが盗難に合い保険金の請求を行った場合、損害保険会社から支払われる保険金の額は、その車に標準装備として付けられているタイヤとホイールの金額ということになります。

社外品のエアロパーツやドレスアップパーツなどは基本的に補償対象外であって、一銭も支払われることはありません。
ただし、車両保険に加入する時、あるいは途中でも変更手続きを行い、30万円もするアルミホイールがついているということや違法改造にあたらないエアロパーツやドレスアップパーツなどが付いていることを損害保険会社側に伝え、それを含んだ形で保険料を支払っているのであれば全てが補償対象となります。
当然ですが、全くのドノーマル状態より保険料は高くなりますし、それらの部品を購入した時の領収書などが必要になる場合もあります。

また、メーカーオプションやディーラーオプションで付けられている純正ドレスアップパーツやカーナビなどの場合ですが、こちらは損害保険会社によって対応がまちまちとなります。
ある自動車保険ではオプションであればノーマル状態と同じとみなすというところもありますし、他の自動車保険では、事前に申告がないと対象とならないといったところもあります。
ただ、平均してオプション品はノーマル部品と同じとするところが多いので、盗難に合った時の補償対象に含まれることが多いようです。