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これだけ複雑な交通形態を持つ日本で、金銭的に安心して運転するには自動車保険の加入は切っても切れないものだと思います。
死亡事故で億単位、大けがで何千万単位、物損でも何百万円もの損害賠償を求められることになりますので、それを自腹で払えるのであればいいですが、ほとんどの方は無理だと思います。
だからこそ自動車保険への加入が求められるのです。

 

自動車保険は短期更新型

自動車保険はいわゆる損害保険ということになり、家の保険である火災保険や地震保険と同じ系統のものなのですが、火災保険や地震保険は5年や10年といったような非常に長いスパンで加入することができ、忘れたころに更新といった形をとることがほとんどです。
しかし、同じ損害保険でも自動車保険は、一般的に加入期間は一年間で、毎年同じ時期に更新をしながら継続していくことが基本となっています。(希望すれば3年契約なども可能で長いものだと9年契約などもあるとか)
更新は、通常ではそのまま継続されることになり、前年の期間中に無事故や保険金の請求などをしなかった場合は、ある意味「ご褒美」として料金体系の一部であるノンフリート等級を1ランクアップした形で保険料の変更を行ったうえで行います。

 

更新には審査がある

毎年何もなく、次年度も同じ自動車保険に加入するのであれば、更新月の数か月前に「更新のお知らせ」などといったハガキが届き、そのハガキに書かれている方法でそのまま更新する形をとりますが、中には「更新のお知らせ」ではなく「契約解除通知」が来ることがあります。
これは更新にあたって、損害保険内部で行われた審査によって決定されるもので、次年度の更新を行わない方に送られてくるものです。

金融機関でお金を借りるわけではありませんが、自動車保険に加入するには審査を通過しなければならないということです。
ただ、審査といっても銀行ローンの審査ほど厳しいものではなく、損害保険会社の今後多大なる損失を生ませることがないと判断することができれば、難なくこの審査を通過することができますので、あえて構える必要もないでしょう。
こういった中で、契約解除、要するに次は更新できませんよという通知が来たということは、これまでに損害保険会社に対して損失を生み出す可能性を想定させる事実があったということです。

 

更新ができないパターン

自動車保険の更新は、損害保険会社の判断で可能か可能ではないかを決めます。
その判断となるのが前年度をメインとした今までの経歴です。

経歴といってもその方の経歴ではなく、交通事故などを起こして賠償金の支払いや保険料の請求の経歴で、それまで損害保険会社にどれだけのお金を払わせたかという経歴となります。
損害保険会社はその経歴を見て、今後どれくらいの賠償金や保険金の支出があるかどうかを試算して、その金額が多い場合は、損害保険会社に多大なるダメージを与えるということで現在の契約期間満了を持って、再度加入させない、要するに更新させないといった手段を取って企業を守ろうとするのです。

 

よくあるパターンが賠償金、保険金の支払いが伴った交通事故を二回以上起こした場合、交通事故を起こせば相手に対する損害賠償や車の修理代として車両保険を利用することになり、ひどい事故であれば損害保険会社から億単位のお金が出て行ってしまうことになります。
とりあえず一度ぐらいであれば、何とか対応できますし、誰でも一度ぐらいは間違いを起こします。
しかし、それが一年のうちに二度、三度あるということになってしまえば、損害保険会社の出費も大きくなり、更にその方が交通事故を起こしやすい人間であるという見方をせざるを得なくなりますので、そういった企業にとって危険な人間との契約はしたくないということで更新を断ります。

それから自損事故が非常に多い場合、これは自損事故ですので相手はおらず自分側の損害を補償することになりますが、ドライバーや同乗者の補償は、搭乗者傷害保険や人身傷害保険を使って行い、車の損害は車両保険を使って補償するわけですから損害保険会社としては痛手を被ります。
ただ、死亡事故などを起こした時のように数億円や数千万円といった金額になるわけではないので、一度や二度ぐらいではどうってことはありません。
しかし、これが一年のうちに何回もあると、積み重なってかなりの痛手となってしまい、更新してもまた来年同じようなことになってしまうのだろうということで更新を拒むことになってしまいます。

自動車保険を更新できないということは、その人が損害保険会社から「危険人物」「お金がかかる人間」として見れらているということで、そういった方を排除するために行うことだと理解できると思います。